1.神、ノゾム世界と箱庭幻想

作詞:YUI
作曲:橘堯葉

天は二物を与え賜う
墓碑に添えたる銀の花環は
瞬き無くした天使の亡骸

滅びるは淘汰の海
漂いし過ちは
繰り返す怨嗟(えんさ)から
終焉りへと浚うのか

運命革命回路

運命は必然か
未来(あす)は不変なのか
零れては降り注ぐ光
永遠の真秀(まほ)らま
彷徨える翼で
雲居(くもい)遥か高く
羽ばたいて天まで貫け

言葉にすれば滅び去って
心に描き真に願えば
さざめき奏でる天使の囁き

選ばれし神託に
託されし結末は
癒着なる輪廻から
終焉りへと救うのか

運命革命回路

引き金は小さな
脆い欠片だけど
芽吹き出す未来の意志と
幾千の明日を
舞い降りた翼で
包む異形のモノ
掲げたら天まで貫け

「神のみぞ知る世界
幾つの願い描く
はぐれた回路」

運命は必然か
未来(あす)は不変なのか
零れては降り注ぐ光
永遠の真秀(まほ)らま

引き金は小さな
脆い欠片だけど
芽吹き出す未来の意志と
幾千の明日を
舞い降りた翼で
包む異形のモノ
掲げたら天まで貫け


2.絢爛天華、虚空に消ゆ

作詞:YUI
作曲:橘堯葉

遥か昔古き刻に天の國は
華やかな天使の声が
ホワイエを彩り
天華(てんげ)の香に満たされ
無邪気な笑顔溢れてた

いつ終わりを迎えたのか
舞い落ちる羽
居場所を探し水縁(みずべり)の
貝殻砂の上で
愛しの誰かを待つように
何度もふわり舞った

願いは風となり地表へと注いで
誰かに寄り添って儚く散った
行き場を失った数多の願いが
もう一度叶う日が訪れるように

嘗ての繁栄は見る影もなく今
静謐だけ楚々と行き交う

始まりを迎えたその日
祭壇の奥
輝く羽に触れたなら
弾けて溢れる記憶
その画を頼りただ独り
天使の産声を待つ

願いは泡となり天高く昇り
誰にも見られる事無いまま散る
一瞬の眩暈その刹那に見た
懐かしい風景に還れるように

いつ終わりを迎えたのか
舞い落ちる羽
居場所を探し水縁(みずべり)の
貝殻砂の上で
愛しの誰かを待つように
何度もふわり舞った

願いは風となり地表へと注いで
誰かに寄り添って儚く散った
行き場を失った数多の願いが
もう一度叶う日は訪れる
一瞬の眩暈その刹那に見た
懐かしい風景に還れるように


3.幻惑蝴蝶

作詞:YUI
作曲:橘堯葉

幻惑よりも蜜に
心を鎮めるもの

堕落という名の蝶が
禊ぎに纏わり付き

【穢れを食んでいる】

滅ぶ滅ぶ世界褪せた色香(いろか)の幻で
飛べない蝶は喘ぐ
崩れ崩れかけた天に坐す神々の
桂花にも似た異香(いきょう)

はらはらと散るのは
羽根か花瓣(かべん)か
夢なのか

憧れよりも強く
心に居座るもの

【己を食んでいる】

裂ける裂ける胸の奥を染めたる熱き血が
溶けない氷溶かす
滾る滾る血潮2人命を捧げ合い
最後の言葉交わす

ゆらゆらと舞うのは
さ迷う想いか
夢なのか

零した涙
静かに流れて
穢れを禊ぐ雨となって
降り注いだ

滅ぶ滅ぶ世界褪せた色香(いろか)の幻で
飛べない蝶は喘ぐ
崩れ崩れかけた天に坐す神々の
桂花にも似た異香(いきょう)

はらはらと散るのは
羽根か花瓣(かべん)か
生ける命か
夢なのか


4.完全崩壊パラドクス

作詞:YUI
作曲:橘堯葉

天使と悪魔達が
優雅に笑い合えば
世界の法則は捩(ねじ)れる

善と悪の意味を
翻(ひるがえ)し俄(にわか)に
忍び寄り心に溶け込む

ほんの瞬間の過ちが
私を堕とす

何が望み?

天の國で忌み子が産み落とされて
地の國で神様が創られれば
完全な崩壊パラドクス
天地の歪みの奥で
天使の呼び声がする

昨日までの憎悪が
今日から愛に変わり
世界の法則は拗(こじ)れる

陰と陽の意味は
覆(くつがえ)り思惑
入り乱れ思想は崩れる

澄んだ雲間から天の声が
私に告げる

何が出来る?

天(そら)を飛ぶ天使は羽ばたきながら
地を駈ける駿馬(しゅんめ)に何故憧れる
完全な喪失パラドクス
天地の歪みの奥で
誰かの呼び声がする

ほんの瞬間の過ちが
私を醒ます

何が欲しい?

天の國で忌み子が産み落とされて
地の國で神様が創られれば
完全な崩壊パラドクス
天地の歪みの奥で
私を呼ぶ声がする
終わりを迎える前に
世界を救えと叫ぶ


5.偽装世界アガルタ

作詞:YUI
作曲:橘堯葉

目覚めよ光
目覚めよアガルタ
無慈悲な指で
業火の裁きを

悪しき
穢れ
下せ
神判

届けよ意志よ
憎悪の叫びよ
無慈悲な願い
纏いて誘え

祓給ひ禊給へ
罪禍事
有らむをば
祓給ひ鎮給へ
廣き厚き
御(み)恵みを
祓給ひ守給へ
清浄(きよ)き明(あか)き
真の心を
祓給ひ清給へ
白(まお)す事を
聞食(きこしめ)せと

悪しき
穢れ
下せ
神判

天に
坐す
運命の
神よ


6.ending note

作詞:YUI
作曲:橘堯葉

この世を創られし
神の果ては
運命の意志の元
命を絶つ

禁(いさ)めよ性(さが)
堰き止めよ刻
悲しみは瑕(きず)
思い出は塵

神よ
貴方の大いなる犠牲の意を
永遠に語り継ごう
睡りなさい天使の掌で
虚偽に満ちた
過ちをもう二度と
繰り返させないように

Credo in unum deum(クレド・イン・ウヌム・デウム)

この世を失いし
神の元に
天使は微笑んで
寄り添い立つ

目覚めよ性
移ろえよ刻
悲しみは糧
思い出は天(そら)

愛し子をあやすように
震える頬に手を添えて

神よ
貴方の讃美なる奇跡の書を
永遠に書き綴ろう
未来永劫記憶を写し
繋ぎ留めて
憐れみの心で
消えてしまわないように

Credo in unum deum(クレド・イン・ウヌム・デウム)

神よ
貴方の遺した最後の日を
誰が知り得るだろう
神よ
貴方の大いなる犠牲の意を
永遠に語り継ごう
睡りなさい天使の掌で
虚偽に満ちた
過ちをもう二度と
繰り返させないように